「金のフレーズがTOEICに良いって聞くけどどうなんだろう?」
「金のフレーズの効果的な使い方はないのかな?」
こんな疑問に回答します。
わたしは育休期間中にTOEIC925(L満点)、英検一級に合格することができました。現在は、TOEIC990点に向けてコツコツ勉強しています。
数多くのTOEIC対策本がありますが、TOEICの語彙力強化においては、私のオススメは「金のフレーズ」一択です。
現時点のTOEICスコアに限らず、最短でスコアアップを狙いたい全TOEIC受験者が入手すべきテキストです。
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金のフレーズとは、TOEICテキストのベストセラーで、TOEICに出る単語だけを厳選した単語帳です。
効率的な活用ポイントは、まとめると
- 何周も何周も音声を聴きまくる
- 慣れてきたころに必ず「英→日」の確認のプロセスを入れる
正直この2点だけです。
数ヶ月このテキストを使い続けていたのですが、長いこと「違和感」がありました。その違和感とは、金のフレーズの仕様が「日→英」の仕様になっていること。
みなさんご承知のとおり、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングのみなので、金フレ仕様の「日→英」のスキルは問われないんですよね。
わたしはこの「違和感」を解消する勉強法を取り込んだことで、今ではかなり効率よく勉強を進めることができています。
このあたりの方法も記事内でシェアしたいと思います。
この記事を読めばわかること
- 金フレの中身
- 金フレの効果的な使い方
では、どうぞ!
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目次
金のフレーズ使い方:金フレって?
金のフレーズとはTOEIC講師のTEX加藤さんが著書の「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」のことです。
金のフレーズ使い方:TEX加藤さんって?
TEX加藤さんとは、
約20年の一般企業でのサラリーマン生活を経て、2010年、TOEIC TEST講師に転身。現在、専門学校、神田外語学院で専任講師を務める。2011,12,13年のTOEIC公開テスト全26回、すべて「990点」。2016年5月の新形式移行後も990点を連続取得。英検1級。
なんだかすごいですね。正真正銘のTOEICを知り尽くした方です。
ご自身の経験を元に、おそらく書店では誰しも一度は目にしたことがあるであろう「TOEIC特急シリーズ」を数多く出版されています。
金のフレーズ使い方:本の内容は?
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」は、端的にいうとこんな単語帳です。
「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」より抜粋
TEX加藤さんが、公式教材を全て調べ上げて、TOEIC受験後に書き溜めたTOEICに出てきた単語・フレーズ、これらを元に作成されています。
本の構成はこんな風になっています。
章 | 単語数 |
600点レベル | 400語 |
730点レベル | 300語 |
860点レベル | 200語 |
900点レベル | 100語 |
パート1重要語 | 100語 |
部署・職業名 | 94語 |
前置詞・接続詞・接続副詞 | 33語 |
多義語 | 88語 |
定型表現 | 120語 |
合計 | 1436語 |
TOEICのスコア別に章が分かれており、それとは別に、いろんな面からグルーピングされた語彙の章(部署名、多義語など)が複数あり、全部で1436語がのってます。
メインのスコア別の語彙のページは、こんな風になっています↓
↓赤いシートで右の英単語が消えるタイプ↓
面白いのが、各語彙の右列に、時々、TEX加藤さんの一言コメントがのっています。
例えば、こんなのとか↓
Orientation「不況とは無縁のTOEICの世界では、LRどちらのセクションでも頻繁にオリエンテーションが行われる」
TOEICをなんども受験されているTEX加藤さんだからこそわかる内容で、くすっと笑えるものが多いです。
金のフレーズの使い方!
では、早速金フレの活用法についてご紹介します。
わたしは「3つの工夫」をすることで金フレを現在攻略中です。その3点とは
- 単語帳の解体
- 現スコアに関わらず初めの章から取り掛かる
- 日本文を全て修正ペンで消す
金のフレーズの使い方:まずは解体(工夫①)
まずはこんな風にテキストを解体します。
英検一級の単語を習得する際にも、こんな風に解体しました。英検一級の単語の習得の仕方が気になる方は「英検一級単語の覚え方」の記事を参考にしてください。
これは解体することで覚えるのではなく、解体することでテキストを薄くして、勉強に取り掛かるまでの心理的負担を下げることを狙っています。
金のフレーズの使い方:音声のダウンロード(無料)
続けて音声をダウンロードします。
金フレの音声は、「abceed analytics」のアプリから無料でダウンロードできます。CDをインストールして…という手間もなく助かります。
音声は
- 英単語→日本語→英語フレーズ(×2回)
- 英単語→英語フレーズ(×1回)
の2パターンが入っています。
音声速度も0.5〜2倍速まで変更することができますが、個人的には早くても1.2-1.3倍までが限界かな…?と思います。
ちなみに育児中に音声を確認する際は、わたしはこちらのbluetoothのネックスピーカーを使用しています。
よくあるbluetoothのイヤホンだと小さくて子供が誤飲してしまうのが怖いので、あえてこれにしています。
金のフレーズ使い方:スコアが何点でも初めの章から取り掛かる!(工夫②)
取り掛かる順番ですが、あなたのスコアが何点でも初めの章から着手することを心からオススメします!!
TOEC600点の章だからといって、侮ってはいけません。
TOEICにはTOEICにしか出てこないような単語やフレーズも多くあり、これをどれだけ知っているかがスコアに影響します。
例えばですが、「a landscaping company →造園会社」、この単語はTOEIC600点レベルの章ででてきます。
正直、この単語、わたしはTOEIC900点を超えてからも、金のフレーズに着手するまで全く知りませんでした。
日々の生活の中で造園業に関わることって限られた機会だと思うんですが、この単語、ほんまによく出ます…。
わたしはこの辺りに気づくのが遅く、調子こいてTOEIC990点レベルの章から着手して遠回りをしてしまいました。
よく出てくる単語を早い段階で確実に潰していくためにも、金のフレーズに関しては初めの章から取り掛かるのをオススメします。
金のフレーズの使い方:1週間に100〜200単語をこなす
スケジュールとしては、以下のようなスケジュールがオススメです。
第1週 | ①100〜200単語*6日(1日予備) |
第2週 | ②100〜200単語*6日(1日予備) |
第3週 | ③100〜200単語*6日(1日予備) |
第4週 | ①〜③の復習 |
これはTOEICカリスマ講師の関先生がスタディサプリの講座でオススメしていた方法です。
もう少し具体的に言うと、
- 1ヶ月6回同じ単語に出会うと覚える
- 1日100単語のセットを1週間のうち6日間やる、1日は予備
例えばですが、1年に1度しか会わない人と1ヶ月に12回会う人だと後者のほうがその人のこと覚えますよね?それと同じ意味で、単語は集中的に何度も繰り返す方がよいです。
TOEIC対策の勉強法は、スタディサプリTOEICの関先生の講座でいろいろ紹介されており目からウロコ情報が満載なので、ぜひ参考にしてみてください。
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金のフレーズの使い方:まずは内容になれる
まずはスキマ時間を活用して、なんども音声を聞いたり、解体したテキストを見ましょう。スキマ時間なので、ながら聞きの日があっても構いません。
ただ、この時のポイントは、可能な限り「音読」「シャドーイング」を取り入れてください。
基本、「自分で話せない言葉は聞き取れない」と言われています。
英語フレーズの音声に続いて音読したり、シャドーイングをすることで、五感をフル活用して頭に定着させましょう。理解できる英語フレーズを増やすことで、速読にもつながります。
金フレの使い方:ある程度慣れてきたら日本文を修正ペンで消す(工夫③)
「もう聞き飽きたよ」「ある程度英語フレーズに口を動かせられるようになったな」と感じ始めたら、テキストの日本文を全て修正ペンで消しましょう!
なぜなら、この作業をしないと「英→日」でどの程度頭の中に定着しているかわからないからです。
金フレの使用は、英単語を赤シートで隠す「日→英」の仕様になっています。
ただ考えてみてください。
TOEIC L&Rって「日→英」の能力って問われないですよね?
もちろん英語力を伸ばす上では、無駄なことではないですが、TOEIC L&Rにおいてはそこまで求められていません。
これもスタサプのTOEICカリスマ講師の関先生情報ですが、「英→日」で覚える労力を1とすると、その逆の「日→英」って4-5倍労力がかかるんです。
スタサプでは、こんな風に、TOEICでスコアをあげる上での必須ポイントなんかも紹介されているので、TOEIC伸び悩んでいる方は、一度スタサプ覗いてみてください!
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金のフレーズ使い方:英→日の定着度チェック
修正ペンで消し終わったら、「英→日」の定着度をチェックしましょう。
この際の注意点ですが、
- 英語をみてすぐ日本語に訳せるもの(0.1秒ぐらいのイメージ)
- 英語をみてすぐその意味がイメージできるもの(適切な日本語訳にできなくても可)
上記いずれかを満たした場合に、その単語はコンプしたと考えます。
おそらくこの段階で数十単語ほどまだ残ると思います。
金のフレーズ使い方:定着していないものを別シートに落とし込む&なんどもチェック
上記のプロセスで定着していなかった単語は、できれば別のシートにワードかエクセルで落とし込みましょう。
私はこんな感じでgoogle documentで落とし込んアウトプットしています。
↓A4にアウトプットして↓
↓折り曲げて「英→日」をチェックできるようにする↓
このシートは常に持ち歩いて、音読したり、英→日のチェックをしたりして、なんども目にしたり、口にしたりすることで定着させていきましょう。
Abceedを利用しているようであれば、覚えていない単語だけを抽出して、リピート再生することも可能です。
金のフレーズ使い方:まとめ
まとめ
- 金のフレーズはTOEICで何度も990点を取得している著者が書き下ろし「TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる」単語帳
- ただし中身の仕様は「日→英」になっているため、TOEIC L&Rで点を取るためには工夫が必要(なぜならTOEIC L&Rは「英→日」しか問われないから)
- 現在のスコアが何点であっても初めの賞600点レベルから開始すること!TOEICはTOEICならではの単語が多い!
金のフレーズはTOEICによく出てくる単語を「フレーズ単位」で覚えられるのが特徴です。
インプット量を増やせば増やすほど、リスニングやリーディングのスコアに直結しますし、知っているフレーズが多ければ当日の試験も余裕をもって受験できます。
金のフレーズは、TOEICスコアアップに着実に繋がる必須本です。個人的には、金のフレーズと「公式問題集」をやり込めば、TOEIC高得点も夢ではないと信じています。
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