「英検1級の合格点は?素点の合格レベルを知りたい」
こんな質問にお答えします。
英検一級の一次試験が終わると、次の二次試験まではあまり時間がありません。
一次試験で確実に合格と分かれば、すぐ二次試験対策に取り組みたいですが、
「合格するかどうかわからない…」
という方にとっては、英検の正式な合格発表の日までどう過ごせばよいか不安になりますよね。
この記事を読めばこんな事がわかります。
この記事を読んでわかること
- 英検1級一次試験の素点ベースの合格点目安
- 英検1級の採点方法
- 英検1級の一次試験にギリギリで合格した私のスコア(画像付き)
わたしは英検1級の一次試験にギリギリで合格したので、今「合格したのかどうかわからない…」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
では、どうぞ!
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目次
英検1級一次試験の合格点は素点で「7割」前後が目安!
先に結論を言うと、英検1級の一次試験では、リーディング、リスニングの正解数が、素点ベースで7割前後であれば、合格の可能性があります。
「素点」とは?=正解した問題数で得られる点
以下は、各セクションの問題数と、問題数ベースのおおよその合格ラインです。
問題数 | 合格ライン | |
リーディング | 41問(41点) | 28問前後 |
リスニング | 27問(27点) | 18問前後 |
ライティング | 1問(32点) | ?(22点) |
合計 | 69問(100点) |
ここで「7割前後」と断言できないのには理由があります。
なぜなら、英検では「何問正解したから合格!」といった形式の配点ではないため、試験後の回答速報で正答数を元に、採点をすることができないんです。
英検1級の合格点は自分で採点できない
ここからは英検の合格点の考え方を解説しますね。
英検1級一次試験の合格点は?
まず、英検1級の一次試験の合格基準点は「2028点」です。
この合格基準点は、どの回の試験でも絶対に変わることはありません。
リーディング、リスニング、ライティングの合計で「2028点」を取得する必要があり、二次試験にあたるスピーキングでは「602点」をとる必要があります。
ちなみにいずれのセクションも満点は850点。
満点 | 合計 | 合格点 | |
リーディング | 850点 | 2550点 | 2028点 |
ライティング | 850点 | ||
リスニング | 850点 | ||
スピーキング | 850点 | 850点 | 602点 |
2015年度までは配点の低いセクションで異常に低い点数であっても合格する可能性がありましたが、現在では、すべてのセクションが同じ割合の配点になっているため、バランスよく点数を稼ぐ必要があります。
英検1級の合格点はCSEスコアで換算される
だだ、少し厄介なのが、2016年以降、英検はすべて「CSEスコア」で採点されています。
「CSEスコア」とは?=統計的手法を用いた採点方法
正直、困るのが、このCSEスコアって受験者が自分で採点することができないんです…
その理由は、試験問題による難易度による合格への影響を最小限に留めるためです。
英検側もできるだけ、毎回同じように試験をつくろうとしていると思います。
ただ毎回問題は異なるため、受験する回によって、多少の難易度の差はでてきますよね。
そのため、単純に正解した数で採点をしてしまうと、その問題の難易度に誤差が合格有無に影響してしまうので、比較が難しくなってきます。
その対策として、各試験による受験者の応答パターンによって採点を調整するので、同じ正答数(素点)でも受験する回によってスコアが異なるんです。
同じ技能内(リーディング等)であればどの問題で正解しても一緒
英検では、同じ技能内(リーディング、リスニング等)であれば、どの問題で正解しても採点は変わりません。
問題内容 | 問題数 | |
リーディング | 単語 | 25 |
長文語句補充 | 6 | |
長文読解 | 10 |
例えば、リーディングセクションでは、上記のように、①単語、②長文語句補充、③長文読解と問題が分かれています。
この場合、①単語で一問正解しても、③長文読解で一問正解してもスコアへの影響はかわりません。
英検1級の合格点と素点公開
ここからは、わたしの一次試験の合格点と素点を公開しますね。
ギリギリレベルの合格点だったので、合格するかしないかドキドキしている方の参考になるかもしれません。
英検1級一次試験の合格点と素点(2019年10月分)
2019年10月に受験した際のわたしのCSEスコアはこちらです。
そしてこれが、各問題の回答状況。
結構間違えているんですよ…。
上記の一次試験(筆記)の正解数を表にすると…
正解数/問題数 | |
大問1(単語) | 15/25 |
大問2(長文穴埋め) | 1/6 |
大問3(長文読解) | 6/10 |
一次試験のリスニング分の正解数はこんな感じです。
正解数/問題数 | |
大問1 | 7/10 |
大問2 | 6/10 |
大問3 | 5/6 |
大問4 | 1/2 |
そしてこちらが技能別正答数のまとめと、正答率です。
全体を改めて表にまとめるとこんな感じです。
正答数/問題数 | CSE/満点 | CSE合計/満点 | |
リーディング | 22/41 | 648/850 | 2046/2550 |
リスニング | 18/27 | 673/850 | |
ライティング | 25/32 | 725/850 |
ここで注目いただきたいのが、素点ベースの正答率と、CSEスコアの比率が異なるんです。
素点ベースの正答率 | CSEベース | |
リーディング | 54% | 76% |
リスニング | 67% | 79% |
ライティング | 78% | 85% |
特にリーディングでは、正答率がほぼ半分の54%にも関わらず、CSEスコアベースでは76%になっています。
わたしは試験日翌日の、回答速報で自分で答え合わせをした瞬間に「完全に落ちた…」と思っていたので、合格発表の日は一瞬受験番号を間違えたのではないか?と思うくらい驚きました…。
英検1級二次試験の合格点と素点(2019年11月分)
そしてこちらは、二次試験の結果です。
CSEスコアベース 636点/850点です。
<分野別得点>
得点/満点 | |
Short speech | 7/10 |
Interaction | 8/10 |
Grammar & vocabulary | 7/10 |
Pronunciation | 8/10 |
「英検1級の合格点は?素点だとどの程度?」のまとめ
まとめ
- 英検1級一次試験の素点ベースの合格点は7割前後を参考に!
- 英検はCSEスコアという、統計的手法を用いた採点方式が採用されている。そのため、自分で採点をすることができない。
- 同じ技能内(リーディング等)であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響はかわらない。単語問題で一問正解しても、長文問題で一問正解してもスコアへの影響は同じ。
- あくまで私のケースですが、素点ベースでリーディング54%正解でも、一次試験の合格はありえる。
2016年度より導入されたCSEスコアで、回答速報日に合格したのか否か、判断するのが非常に難しくなりました。
ただ、私のようにリーディングセクションでの素点ベースの正答率が54%でも、合格はありえます!
そのため、問題数ベースで6割前後正解していれば、二次試験の対策を進めておいたほうが安心だとは思います。
ちなみに、わたしは合格発表後の3週間で二次試験の対策を行い、無事合格する事ができました。
その時の経験談も、他の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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