「妊娠中で仕事がしんどい。産休までもつのかな…。」
「上の子の面倒を見ながら、仕事行って、家のことなんて無理。もう毎日が限界!」
こんなことで悩んでいる方に向けた記事です。
2人目を妊娠中、フルタイムでなんとか(?)乗り切ったココです。
「乗り切った」とありますが、そんなかっこいい順風満帆な妊娠生活でもなく、なんとか滑り込みセーフで産休に逃げ切った…というのが正しいと思います。
この記事では、
- 妊娠中の仕事のしんどさを乗り切るためにやってよかったこと
- わたしが妊娠中にしんどかったこと【経験談】
についてまとめました。
今、妊娠中で仕事で辛い方の参考になれば幸いです。
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ワーママ&プレママは妊娠中に「しんどい」と声をあげるべき【経験談】
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目次
妊娠中の仕事のしんどさを軽減できたこと
昼休みは昼寝に徹する
一番即効性が高いのは昼寝だったと思います。
妊娠中って体力落ちてますし、上の子がいるときは帰ってからも戦場です。
なので体力をいかに温存しておくかが、妊娠期間中の仕事では一番大事でした。
今まで一緒にお昼を食べていた同僚ともすこしずつ距離をおき、最終的には一人で食べるようにしてました。一人でマッハ最速でお昼→昼寝の流れです。
同僚たちには変な奴だな、と思われたかもしれませんが、毎日会社に行く体力と精神力を保つにはこの昼寝は当時のわたしにとって非常に貴重な時間でした。
家事はできる限りサボる
2人目妊娠ということで、仕事の後も、上の子の面倒を見る必要があります。
なので初めの妊娠以上に、手抜きをできる家事はしまくって、日々の体力を温存するようにしていました。
普段も元々ズボラですが、この時はそれ以上の超ズボラ家事。
家事をサボるポイントは人それぞれですが、外注化してしまうのもありです。
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しんどいときはなにかしら理由をつけて休む
後述しますが、妊娠初期はいろんな理由をつけて週4日で乗り切ったりなど、妊娠期間中かなり有給をつかいました。
周りには不思議に思われてたかもしれませんが、「まあ上の子いるし仕方ないよね」という、普段会社ではネガティブになりがちなママイメージをそのまま利用(悪用!?)させてもらいました。
会社には、妊婦の体調不良による休みは制度としてありますが、わたしの場合、切迫早産とかでもなく、医者からなにか公的な証明書をもらえるものでもなかったので、これしか手段がありませんでした。
出張は基本断っても問題ないと思う
出張は基本断って良いと思います。(やる気があるなら別ですが…)
出張を断って今後のキャリアに…と気になるかもしれませんが、だいたいそんな不安が現実になることは少ないと思います。
実際、不安定な妊娠中ですし、その後産休・育休に入って、長いこと会社に不在になります。
なんて覚えている上司、そうそういません。
「しんどい」ことを周りに伝える
この記事でも書いたのですが、案外、妊娠中のしんどさって分かる人いません。
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ワーママ&プレママは妊娠中に「しんどい」と声をあげるべき【経験談】
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なので、お腹が大きいからしんどいことをわかってくれるだろう、気づいてくれるだろう、っていうのはあまり期待しないほうが良いです。
仕事のペースを落としたいとかで上司に相談するときも、
とか具体的にどう・なんでしんどいか?っていう理由をイメージしやすく伝えるのがコツです。
それとあわせて、自身が迷惑をかけている姿勢はみせつつも、自分が働ける条件(これであればここまでできそうなど)前向きに提示できれば、復職後も働きやすくなると思います。
妊娠中しんどかったこと【経験談】
常に考えていたことは「辞めたい」
今思い返しても、妊娠してから休みに入るまで、毎日のように「辞めたい」と思っていました。
というのも、一人目の育休復帰後、
- 上司が気分屋でいきなりキレる人にかわった
- 部署の人間関係が複雑・窮屈
- 今の会社でのキャリアプランが全く描けなくなった
こんなことから、転職含め「今の働き方を変えたい」と思っている最中での妊娠でした。
特に上司は、過去何人もの部下を心の病気にさせた実績のある人。
いきなりキレたりなど、クセが非常に強く、人の気持ちに寄り添う能力に乏しい人でした。
できるだけ穏便に、感情を逆なでさせないように…そんなことを気にしながら毎日仕事してました。
そんな中での妊娠だったので、「辞めたい」モードにさらに拍車がかかりました。
でも、頭のどこかで、妊娠中の今、転職活動なんて厳しいし、このまま育休に入ったほうが、とりあえずは良いだろうというのが、頭の片隅にあり、なんだか悶々とした気持ちで、毎日カレンダーとにらめっこ。
そんな状況だったから、会社や仕事に対するモチベーション維持が非常にしんどかったです。
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【妊娠初期】うつ並みの急な倦怠感に襲われた
仕事をやめたい気持ちにダブルパンチできたのが、この原因不明の倦怠感。
昔一度、仕事が原因で、心療内科にお世話になったことがあるのですが、そのときに近い感覚。
大きく真っ暗な落とし穴の中に落とされて、光が全く見えない状態というんでしょうか。あがいても、もがいても抜け出せないような感情が、常に心の中を支配していました。
何もやる気が起きない、全てを投げ出したい、会社に5日通うなんて無理、なんて気持ちが常にぐるぐるぐるぐる。
表立っては言えないですが、この時ばかりは、色々理由をつけて有給をとって(体調不良や家族マターなんかで)、なんとか週4日で会社を乗り切るようにしてました。
仕事も、周りにばれないように最低限、納期がぎりぎりまで待ってもらえるものは後ろ倒しにしたりして、なんとか切り抜けた感じ。
1ヶ月くらい経つと、この感情は突然「ふっ」と消えたのですが、
と感じたのを覚えています。
【妊娠超初期】海外出張の打診
まだ心拍を確認できていない超初期に海外出張を打診されました。
個人的には、体調が不安定な妊娠中は出張は可能な限り断ったほうが良いと考えています。
ただ当時は
とか考えて悶々としていたのも事実です。
▼妊娠中の出張打診に悩むあなたに▼
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妊娠中の出張打診、断る?断らない?【経験談】
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【妊娠中期】風疹大流行、絶対出張には行きません
妊娠を車内でカミングアウトした妊娠中期、関東圏を中心に風疹が大流行しました。
ちなみにこの時期、関東圏への出張予定がありましたが、この時は迷わず、「行けません」と回答しました。
1人目の妊娠だったらそんなはっきり断れなかったかもしれませんが、すでに2人目で、会社や仕事に対して割り切った感情をもっていたからか、迷いなく「行かない」という選択ができました。
仕事が減らない…わたしあとちょっとで産休なんですけど…
休みに入る時期は、かなり早い段階から会社に伝えていたんですが、わたしが休みに入る2、3ヶ月前から、立て続けに同年代の同僚が数名他部署へ異動。
そして増員がないという異常状況になりました。
結果、同部署にいる中堅社員は妊娠中のわたしのみ…(あとは新人&課長みたいな状況)。
いや、仕事はしまっせ。中堅のほうが回しやすい仕事もします。新人の教育もします。
ただ、会社事情の異動が重なったとはいえ、わたしが持っていた仕事を最終的に直属の上司に引き継ぐしかなかったことは、ちょっと会社の体制に疑問を感じまし...。
まあ会社内で、個人事情(妊娠)で休む人間が口にできることなんてないですが、正直悶々としてました。
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【妊娠中期〜後期】長男のプレ赤ちゃん返り
お腹が大きくなるにつれ、さすがの長男も、
「ママがいつもと違う…」
ということにも気づいてきました。
わたしも段々今までのように動けなくなるし、買い物袋両手に抱っこなんてのも容易にできません。
すこしずつ長男にも我慢してもらうことが増え、周りにも「お兄ちゃんになるね〜」なんて言われ続けると、赤ちゃん返りが少しずつ始まってきました。
毎日迎えにいってから、保育園から家まで歩いて10分ほどの距離ですが、毎日抱っこをせがまれ、抱っこで帰らなければならないのはつらかったです…。
蓄膿症で不眠に悩む、仕事効率下がる下がる…
もともとのど・鼻が弱いのですが、妊娠で免疫力が弱っていたのか、人生初の蓄膿症にかかってしまいました。
仕事の合間をぬって、妊娠中でも漢方の薬をだしてくれる病院を見つけ、症状はすこし緩和されましたが、正直人生で二度とかかりたくない病気です。
蓄膿症の痛みと、鼻のつまり(両鼻)でなかなか寝れず、お腹も大きくて圧迫感きわまりなく、毎晩、不眠と不安で「このまま一生ねれないんじゃないか…」って若干過呼吸ぎみになるのが辛かったです。
このときは横になるのが辛かったので、敷布団を背中にあてて、座って睡眠してました。
▼妊娠中に蓄膿症を乗り切った方法▼
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【妊娠中】副鼻腔炎、ちくのう症の対処法
まとめ
- 昼休みは昼寝をして少しでも体力を温存しよう
- 家事はできるだけサボる!
- しんどいときは何かしら理由をつけて休もう
- 出張は基本断っても問題ない
- 「しんどい」ことを素直に周りに伝えてみよう
具体的にこうやったらすぐに楽になります!っていうものでもないですが、いずれも「母体優先」が何よりです。
今はすごくしんどくて先が長く、周りからの理解も得られづらく、今すぐにでもやめたいと感じるかもしれませんが、産休に入ってから先のことをゆっくりと考えることもできます。
周りからどう言われようと、思われようと、母体優先でうまく息抜きをして過ごしてくださいね。
▼産休に入る前に▼