第一子の育休復帰後、身につけた技術として、一番自分のためになったのは、「戦わない」手段を選択するようにしたことだと思います。
独身だった20台後半までは、仕事にも慣れてきており、調子もよく、職場の中でも中堅どころの立場で、比較的仕事の要領も押さえていたことから、若干天狗になってました。
自分が正しいと思うことをばかりに固執して、それに沿わない意見や事象が起きると、しょっちゅうカブリついていた、こまったさんでした。正直仕事をするまではここまで自分が喧嘩っ早いとは思ってもいませんでした…。
ただ、仕事上での争いって非常に体力を使う、加えて、そのあとその仕事相手とへんなわだかまりだけ残りますよね。
自分も頭に血が上ってる状態で突き進むから、冷静な判断ができていない。自分の考えに固執してるから、よけいに頑固で、お互いの折り合いがつくところまで行き着けず、その結果、問題の解決が先送りになり、解決にまで時間がかかるなんてこともありました。そんなデメリットにようやく復帰して時間の制限が出るようになって気づきました。
加えて、仕事上で、俯瞰的に物事を捉えられない時点で、周りからの自分に対する評価も下がるんだ、信用されなくなる、ということに気づきました。
もちろん、自分が噛み付くのではなく、噛みつき族の方も一定数会社にはいて、そんな時も、売られた喧嘩は買う性格のせいで、カッとなって冷静な判断ができなくなってしまってました。
ただ、うまーく仕事を回されてる人って、共通してそうゆう争いをせずに、且つ巻き込まれずに淡々と冷静に仕事をこなして、最終的に最短ルートで仕事を完了させるんですよね。そんなことに気づいたのは以前の上司に、喧嘩っ早いわたしにたいして、「仕事で感情的になることが人様に受け入れられるのは天才肌の人だけや」と論されたこと。感情的になった時点であかんということを淡々と指導されました。
それに気づいてから、すこーしずつですが、自身をコントロールすることを意識するようになりました。そんな訓練をする中で、感情的にならないメリットとして、自分が楽になることにも気づきました。喧嘩しないことで、余計なエネルギーも使わない、精神的なストレスも少なくなることに気づきました。結果冷静に判断が下せて、問題を最短で解決できることを意識できるようになりました。いろんな面で、戦わないということは、勝ち組(古い!?)なんだなと思います。
感情的にならない策として、参考になった書籍はこちらです。
水島広子さんの書籍はこれ以外にも複数読んだのですが、考えが凝り固まってるわたしには新しい視点を得ることも多く、冷静になりたい時、少し仕事・人間関係で行き詰った時にお世話になっていました。語り口調もやさしく、少しつかれた心にすっと入ってくる感じで、オススメです。